

介護が必要と分かった時から、介護サービスが受けられるまでの間が不安だね~

介護サービスの開始までには、いくつかのステップがあり、申請から介護サービスの利用開始までは通常1ヶ月半から2ヶ月程度かかります。ただし、状況によってはそれ以上かかる場合もあります。

それまで介護保険サービス使えないのかい?

大丈夫。介護認定の申請日に遡ることが出来るので安心してください。
介護サービス選定のポイント
本人のニーズ(求めているもの)と目的の整理。
まずは、
利用する目的を明確にすることがだいじです。
介護サービスには、
自宅で受ける
「在宅型サービス」
施設に通ったり入居したりする
「通所型」「入居型サービス
があります。
訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、福祉用具の貸与
住み慣れた自宅でサービスを受けられるのが大きなメリットです。
デイサービス(通所介護)、デイケア(通所リハビリテーション)
自宅ではできない機能訓練やレクリェーションなどが受けられます。
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム
専門職による介護が24時間体制で受けられます。
介護を担う家族の経済状況やライフスタイルの尊重
家族を取り巻く状況の変化
昔は主流だった三世代同居世帯が減少し、現在は夫婦のみの世帯や単身世帯、高齢の親と未婚の子の世帯が増加しています。これにより、介護の責任が一人の家族にかかるケースも多く、老老介護も増加傾向にあります。
家族の経済状況への配慮
介護には費用がかかるため、家族の経済状況を考慮したサービス選定が不可欠です。ケアプラン作成時には要介護度に応じた利用限度額範囲内でサービスを組み合わせることで、自己負担を抑えることができます。ケアマネジャーは、介護サービスにかかる費用や利用限度額、利用者の経済状況に応じた家計への影響を考慮した支援を提案します。
家族のライフスタイルの尊重
介護は家族の生活に大きな影響を与えます。特に在宅介護の場合、介護者の多くが「自分の介護や接し方が悪くて状態悪化につながっている」と過度な責任を感じてしまうという研究結果もあり、介護負担は精神的な側面にも及びます。家族の生活状況は優先度が高く、長い介護期間を続けるためにも『無理せずやれる範囲』ということを念頭においてスタートします。
要介護度と利用限度額の確認
介護サービスには、要介護度に応じた利用限度額(上限)が設定されています。限度額内であれば1~3割の自己負担で利用できますが、超えた場合は全額自己負担となります。ケアマネジャーと相談しながら、利用限度額内で最適なサービス計画を立てることが大切です。
本人の意思の尊重
介護サービスの選定においては、本人の意思を尊重することが非常に重要です。本人が何を望んでいるのか、どのような生活を送りたいのかをふまえて、サービスを選びましょう。
サービス提供事業者の選定
実際にサービスを利用する時は、サービス提供事業者と契約を結びます。事業者の選定にあたっては、サービスの内容や費用、職員の配置状況、緊急時の対応などについて十分に確認し、疑問があれば遠慮なく質問しましょう。
上記のポイントをケアマネさんと一緒に考えて、本人、家族が無理のない、安心出来るサービスを選ぶことがだいじです。